大名行列 平成30年釜石さくら祭り
さて本日からは4月29日に開催されました釜石市唐丹町鎮座の常龍山天照御祖神社の式年大祭の様子をリポートしていきます。
この祭礼は3年毎に開催されてきたもので、前回の2015年は東日本大震災後に初めて開催されましたが、御旅所を小白浜漁港に変えるなど様々な制約を余儀なくされました。
しかしながら、今回はさくら祭り本来の本郷桜並木を大名行列が巡幸することができたというものです。(残念ながら桜は散ってしまいましたが)
まあ何はともあれ、晴天に恵まれて予定より少し遅れた10時ごろに神輿巡幸が始まりました。
神社下の片岸地区は依然として震災当時のような何も無い風景ですが、沿道には前回よりも沢山の観客が集まりました。
続いて行列が小白浜地区を通ります。
この唐丹町は、藩政時代には伊達・南部藩境にあって本郷地区には御番所がありました。
その番所に駐屯していた武士が、唐丹の人に大名行列を教えたのが起源と云われ、300年の歴史があり、行列の役割や道具などは各地区で代々受け継がれてきたと言うことです。
各地区ごとに奴振り、鉄砲組、弓矢、鷹匠等の役割が決まっていています。
11:30ごろには本郷の御旅所である大杉神社から練り行列となります。
ここには桜並木があり、昭和8年の三陸大津波からの復興の願いと、平成天皇のご誕生を兼ねて、昭和9年春に植樹されたということです。
本郷の町並みを通り、海岸の御旅所(まつり広場)まで大名行列は進みます。
動画でどうぞ。
