生出森八幡神社附属神楽 「天麑弓之舞」@ 生出森神社里宮例祭
さて本日は生出森神社里宮例祭で奉納された生出森八幡神社附属神楽の天麑弓之舞(あまのかごゆみまい)です。
熊野堂ではこれを高皇産霊尊、天皇産霊尊二神の舞としている。
日本神話では天若日子が葦原中津国に遣わされたにもかかわらず、大国主命の娘と結婚し8年経っても帰ってこなかったので、高皇産霊尊が雉の鳴女を使いに出したが、天若日子は高皇産霊尊から与えられた弓矢(天羽々矢と天之麻迦古弓)で雉を射抜いた。その矢は高天原まで飛んで行った。その矢を手にした高皇産霊尊は、「天若日子に邪心があるならばこの矢に当たるように」と誓約をして下界に落とす。すると、その矢は寝所で寝ていた天若日子の胸に刺さり、彼は死んでしまった。
これに由来しての演目ということで、天鹿児弓によって災いを祓う祈祷舞としている。
舞手は2人で、頭に鳥帽子を被り、狩衣を着て欅をかけ、左手に小さな弓を右手に鈴を持ち、背に矢を2本背負う。
最初に弓二番を行う。
次に矢を取り出して弓に付け、一度右回りに回わって矢を放つ。
また、同様に矢を取り出して弓に付け、回るが、矢は射らない。
一人が退却すると残った一人が右手に鈴、左手に弓矢を採って御神楽を舞い舞ます。
動画でどうぞ。
