生出森八幡神社附属神楽 國鎮舞 @ 生出森神社里宮例祭
さて本日は生出森神社里宮例祭で奉納された生出森八幡神社附属神楽の國鎮舞(くにしずめまい)です。
この演目は、土地を祓い固め神を鎮める舞であるとしています。
熊野堂神楽ではこれを経津主命としています。武甕槌命とともに出雲の国譲りで活躍した神様です。
鼻高の赤面でいかめしく登場するので天孫降臨に先立って国を鎮めた猿田彦のようでもありますが、背に四本の幣束を背負って舞う様は荒神のようでもあります。
その幣束を一本ずつ取り出して荒々しく舞いながら四方を祓う所作が特徴的です。
舞台の四隅で幣束の頭に指をあてて神威を籠めるかの仕草をします。
神の依代とした幣束を四方に倒して国土を鎮める呪法のような感じを受けます。
大乗神楽の荒神舞では神楽舞台の四隅においた大根に幣束を一本ずつ刺して祓う所作がありましたが、それと似ています。
動画でどうぞ。
