生出森八幡神社附属神楽 神子舞@ 生出森神社里宮例祭
さて本日は生出森神社里宮例祭で奉納された生出森八幡神社附属神楽の神子舞です。
しかしながら、生出森神楽は高舘熊野堂神楽から伝承されたというものの、熊野堂神楽にはこの神子舞は無く、隣接する名取市愛島笠島の道祖神神楽にある神子舞に同様なものを伝えている。
この辺が生出森神楽の変遷が見られる部分かもしれません。
ところで、今回神楽を撮影するのに最初は神楽舞台正面から撮っていましたが、囃し手の位置が常でないことに気が付き神子舞から三脚を移動して撮影となりました。
「神楽研究資料」(昭和9年)の中で「囃子は幕のすぐ前に、小胴、笛、大胴の順に座ります。」とあります。
しかしながら、この日は舞台向かって右側に囃子が並びました。
これは当日が生出森八幡神社に奉納するということなので、神楽殿の向かって左手に拝殿があるため、その方向に祭壇を設えるためにこの位置取りとなったのかと。
そういう訳で、神楽そのものを撮影するためには拝殿に背を向けて神楽舞台横から撮るということに変更となりました。(神様には失礼でしたが)
絵的にはこちらの方が数段良い結果となりました。
神子舞は天冠に下げ髪、素面で千早に緋袴を着け、扇と鈴を採って舞います。
扇をクルクル回しながら四方を舞うのが可愛らしい様となっています。
動画でどうぞ。
