藩境に春を呼ぶ金ヶ崎火防祭
さて本日は、4月15日に行われました金ケ崎町の火防祭(かぼうさい)です。
金ケ崎町火防祭」は、明治32年(1899年)に発生した大火を教訓に、昭和3年(1928年)から始まった祭りと伝わっているそうです。
神輿巡幸に先立って金ヶ崎神社で神事が行われました。
この神社の由来は
「前九年の役に源頼義が安倍氏を征服した時、信州諏訪神社の社に戦勝を祈願したためこれを亡ぼすことが出来たので勧請したものと伝えられる。」
ということで元は諏訪神社と称していましたが、神仏混淆の羯摩院でもあったため不動明王を祀っていたため地元ではお不動さんと呼ばれていたと。
昭和7年からは、水沢の日高火防祭に倣って屋台を設えての火防祭を始めた。
当時は、町上、町下、南町、矢来、栄町、諏訪小路の各地区で「はやし屋台」の巡行をしたが、昭和の中頃に一時中断していた。
現在は、街地区自治会連合会が主催となって隔年で1台の屋台を出して神輿とともに火防の祈祷をして歩く祭りとして定着している。
金ヶ崎では4月8日から5月6日まで春祭りということで、20日には恒例の町民お花見会も開催される。
ところで、この日は町内の本宮観音堂でも春祭で、鹿踊が奉納される予定になっていたが雨天のため中止となった。
次回は桜の下での鹿踊を是非見たいと思います。
動画でどうぞ。
