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2018.04.15 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流水戸辺鹿子躍 @ 中尊寺芸能奉演

さて本日は引き続き平泉中尊寺で行われました芸能奉演から行山流水戸辺鹿子躍です。

水戸辺鹿子躍は宮城県南三陸町(旧志津川町)に伝承されている鹿踊で、行山流の祖といわれる団体です。

由来から

「行山流の元祖と言われる伊藤伴内持遠が登米郡の伊達式部に召し使われていた頃、品川様(伊達綱宗)が仙台へ入部した。その際に鹿踊を上覧し「ぎょうさんなる踊り」と褒められ、品川様から九曜星の紋、登米様からは輪違いの紋を拝領し行山鹿子躍と称し、装束にそれらの紋を用いたと有る。」

とありますが、一時期中断したものの一関市の舞川鹿踊から舞の伝承を繋いで今日に至るものです。



持遠が記した「行山鹿子躍之由来」には、七月に鹿踊を躍るのは神道の水無月祓いの如く、秋のはじめの七月の盆に踊り、秋分から極月までの悪事災難を祓う・・・とある

とするならば、この鹿踊の枠割は災厄消除と祖霊鎮魂が主であったということが推察されます。
他の鹿踊を見れば、盂蘭盆に墓獅子を奉ずる団体が多くあるが、中には装束の「ナガシ」に「五穀成就」と染め抜くなど豊作祈願の舞であったりもする。

IMG_7120.jpg

ともあれ、東日本大震災から7年がたちましたが震災1年後当時の記事を当ブログで掲載していましたので参照ください。
⇒2012年6月27日 行山流 水戸辺鹿子躍


IMG_7128.jpg

ところでこの日はザッツァカの入羽から三人舞でしたが、気合が入っていて見応えありました。

IMG_7142.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.04.15 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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