和賀大乗神楽 魔王 @ 第18回慶昌寺神楽公演
さて本日は第18回慶昌寺神楽公演から和賀大乗神楽さんの魔王です。
大乗神楽の魔王は、眼を怒らせ歯をむき出した憤怒の面を付け、頭にザイをかむり、千早(常衣)・袴姿で刀を腰に差して一人で舞います。「山ノ神」とも言われています。
「魔王」の垂述神は、「降伏金剛夜叉明王」で本地仏は「天鼓雷音仏(てんくらいおんぶつごとされ、解釈ではイザナギ イザナミの子どもで海神・水神・風神・木神・火神と兄弟であるとされています。」ということで。
国入りの緩やかな地舞で始まり、山の神らしく摘米を撒く所作を入れながら四方に祈祷します
舞の後半は、面を外して太刀舞の御神楽や振り太刀の舞となります。
最後に印を切って幕入りしますが、この舞は大乗神楽の中でも最も基本の舞とされていて面を付けた荒舞としては一番最初に習得する舞ということです。
山伏神楽では、山の神舞は格別な演目として舞手を限定していることと対照的です。
動画でどうぞ。
