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2018.03.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

衣川神楽四団体 一の谷 @ 第28回ころもがわ神楽まつり

さて本日は、第28回ころもがわ神楽まつりから、奥州市衣川の神楽四団体によります 一の谷です。

演目に入る前にこの衣川神楽四団体と称しているのは、奥州市衣川区に存する神楽団体で、その嚆矢は現一関市山谷地区から衣川大原に婿入した高橋辛ということだろう。
その後幾多の変遷があり、周辺の神楽団体の影響を受けながらも、明治維新以前の「南部神楽」の形態を留める形を残しているのがこの衣川地域であると個人的に思っている。



さて、演目は一の谷 おなじみ敦盛・熊谷の一騎打ちの場面です。
若人面をつけた烏帽子に陣羽織の出で立ちで平敦盛が幕より出てまいります。
みながしは天平の指し手です。若武者らしい地舞が颯爽としております。

〽 自らは平家方にも名も高き平経盛が三男、無冠の太夫平敦盛とは、自らなりー 

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そこへ、源氏方の荒武者である熊谷直実が立ちはだかります。

106IMG_1701.jpg

敦盛を一度は捕らえますが、その顔を確かめると我が子と同じ年頃の少年と見受け、密かに逃します。

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そこへ、先陣争いをした平山武者がこの様子を見て取って、熊谷に二心ありと呼び止めます

111IMG_1707.jpg

熊谷直実は、いたしかたなく敦盛を波間から呼び返し、再び一戦して捕らえ、首を取ろうとしますが、なかなか討つことができません。
この辺が、一の谷の件の泣かせどころです。

南無阿弥陀仏と唱える敦盛の首を泣く泣く打ち取る直実。

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動画でどうぞ。




テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.03.30 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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