白浜神楽 八岐の大蛇退治 @ 第14回いわい地方民俗芸能祭
さて本日は、第14回いわい地方民俗芸能祭から白浜神楽さんで八岐の大蛇退治です。
その前に、白浜神楽さんの由来について定本より
「昭和45年1月、栗原善三が庭元となり、宮城県栗原郡栗駒町、栗駒神楽佐藤佐吉師匠と花泉町大門神楽の菅原誠師匠の指導のもとに、白浜神楽を創設した。
初代庭元栗原善三で現在に至っている。」
とありますが、現在の代表は千葉良夫さんです。
南部神楽の大蛇退治には、大蛇の表現方法の違いにより3つのタイプがあります。
1 吊るし大蛇 神楽舞台の上方に十字に渡した竹の上から蛇体を吊るして操るもの
2 蛇面コ 蛇面に赤い衣装を着けた舞手が荒々しく舞うもの
3 着ぐるみ大蛇 大きな蛇頭に長い袋状の蛇体を付けて舞うもの
今回の白浜神楽さんが演じるのは3番めの着ぐるみタイプ、いわゆる出雲神楽タイプです。
上演前に千葉会長さんに伺った所、これは島根の本場からン十万円で購入したとのこと。
この蛇頭は、目玉の所に電球が入っていて光ったり、口の中には花火が仕掛けられるパーツが付いていたりと、様々なエンターテイメントたっぷりです。
といったことで、大蛇退治です。
最初に足名椎です。
手名椎が稲田姫の手を引いて出てきます。
老夫婦がかわいい娘を身御供に差し出すのはしのびないと迷っている所に道化面をつけた村人が、おまえの所だけ出さないのは不公平だと迫ります。
さて、素戔嗚尊登場です。
稲田姫を妻に娶るかわりに大蛇退治を約します。
稲田姫に迫る大蛇
責の太鼓にのって荒々しく戦います。
最後は大蛇の首を捕り 〽 何の疑いあらんやのう
動画でどうぞ。
