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2018.03.04 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

長下田神楽 牛若丸金売吉次鏡ヶ宿の場@第39回志波姫神楽鑑賞会

さて、本日は第39回志波姫神楽鑑賞会から長下田神楽さんの 牛若丸金売吉次鏡ヶ宿の場です。

その前に、長下田神楽さんの由来について

「明治26年(1893)、岩手県西磐井郡花泉町の上油田神楽の南部神楽師 佐藤和三郎を師匠に招き、五穀豊穣を祈願して「橋向神楽」として創設されましたが、その後、二つに分かれ、昭和24年(1949)池田清治を師匠に「長下田神楽」として継承され、現在に至っています。」

とあります。現在の代表は猪股一雄さんです。



さて、牛若丸金売吉次鏡ヶ宿の場ですが、これは義経記等にも記された、源義経の東下りの一節で、近江国鏡ヶ宿で金商人の三条吉次との出会いの物語です。
奥州へ財宝を運ぶ途中の吉次一行を盗賊の熊坂長範が襲いますが、これを偶々同宿していた義経が加勢して退治し、共に奥州の藤原秀衡の元へと道行するわけです。義経はここで牛若丸から元服したとされ、吉次を烏帽子親とする伝説もあります。

尚、このくだりは奥浄瑠璃の「熊坂長範」にも脚色された演目があり、正に丁々発止の大活劇となっています。

義経さん

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と、ここで囃し方の笛が尺八に持ち替えて民謡の唄を掛けます

出てきたのは道化装束の金売吉次です

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弟の吉内です

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末弟の吉六です

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山賊の頭領熊坂長範です

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熊坂と吉次兄弟が争っているところへ義経が入り退治します。

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牛若丸の名乗りを聞いて、吉次兄弟が共に奥州へと向かうことになり、千代の御神楽で舞い納めます

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.03.04 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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