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2018.02.20 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

天狗田代々神楽 岩戸開き @ 第11回祀りの賑い

さて本日は、第11回祀りの賑いから天狗田代々神楽さんで岩戸開きです。

その前に改めて天狗田代々神楽さんの由来について

「天狗田代々神楽は水山流という。先代は田河津村高金の佐藤金治郎先生、二代は奥玉村の藤野金作、藤野為定両先生の指導を受けた。
大正一四年、奥玉立石の及川卯吉が木材運搬の為天狗田に働きに来た。及川卯吉は田河津高金の神楽の大先生である佐藤金治郎師匠の名代(弟子)であった。
こうしたことから及川卯吉師匠とその弟子及川正、渡辺弘等の昭和六年、西磐井厳美村水山神楽との交流もあり、水山流神代
皇代御神楽系演誼本もある。初代庭元小山辰治、二代小山綾之助、三代小山綾一、四代小山滑男、五代熊谷平に受け継がれてきた。」
ということですが、その後、終戦後数年の活動も舞手の減少により30年ほど活動休止となる。
そして、昭和60年3月3日に、熊谷平の太鼓と、婦人たちによる鶏舞を天狗田神社に奉納したことにより復活した。
さらに、昭和61年の12月に地元の天狗田小学校の子供達に鶏舞を指導し、「天狗田子供神楽」を結成し、翌昭和62年3月8日に37名の小学生が改善センターにて初披露を行った。
小学生による子供神楽は、天狗田小学校が統合廃校になるまで続き、現在加入している高校生たちもそのOBということになる。



式舞のひとつである、天の岩戸開きは、登場する舞手も多く、天児屋根命、太玉命、思兼命、天宇受売命、猿田彦命と天照皇大神が登場人物となっていました。

最初に登場するのは天児屋根命

〽 おう自らは中臣連の祖 天児屋根命かえ 
   神代の昔 天の岩戸の由来を尋ねつかまつる

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〽 應 我こそは天津太玉命サンヤーノー

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〽 我こそは思兼命サンヤーノー

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続いて太鼓の拍子が変わり、天宇受賣命が舞い出ます

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〽 我こそは手力雄命サンヤーノー

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最後に猿田彦命が出ます。

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天児屋根命の指図によって神々がそれぞれの支度をし、天宇受賣命が岩戸の前にて御神楽を舞い踊ります

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岩戸を開いて天照皇大神が姿を現し、この世に光が戻るということに

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最後は千代の御神楽にて舞い納めます

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.02.20 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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