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2018.02.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

桜田神楽 法童丸母対面の場 @ 第38回尾松地区神楽鑑賞会

さて本日は、第38回尾松地区神楽鑑賞会から桜田神楽さんで法童丸母対面の場です。

桜田神楽さんの由来について

明治末期頃、桜田神楽があったと言われて来たが、後中断し昭和二○年、再出発し、また中断した。
昭和五○年、伊藤惣一が庭元となり、栗駒町片子沢神楽(岩手県南部神楽系)から神楽の師匠を迎え指導を受け、桜田神楽を再興した。

とある。片子沢神楽は黒沢神楽系となっている。

現在の代表は高橋丈夫さんです。



演目は一の谷で熊谷次郎直実に討たれた平敦盛の一子法童丸が法然上人に預けられ、やがて自分の身の上に疑問をもったことから始まります。

法然上人です
090IMG_0910.jpg

自分の父母はどこにいるのかと法童丸に問われて法然上人は母親に会わせることにします。

賀茂の明神に行き、法童丸の母は居らぬかと問えば、一人の上臈が名乗り出ます。
法童丸は母に父はどこにいるのかと問います。
すると、おまえの父親はそこにいる蓮生坊(熊谷次郎直実)に討たれたのでと、ここで父の仇を討てと言います。

092IMG_0913.jpg

育ての親の連生坊には大恩あるものの、父敦盛の首を討ったは仇と思い悩みます。
思い余って蓮生坊に刃を向けると、蓮生坊は武士としての宿命と心構えを法童丸に語り聞かせます。

そして、法童丸と蓮生坊の間に割って入った法然上人が、人としての理を説きます。
例え親の仇とて、育ての親に刃を向けてはならぬと。

093IMG_0914.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.02.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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