羽山神楽 天王舞 @ 羽山神楽初舞
さて本日は、羽山神楽初舞から羽山神楽さんで天王舞です。
天王舞の天王とは牛頭天王のことで、本来は武塔神であったものが神楽においては習合した形で演出されているものです。
幕だし 〽 サンヤー我頼む
白采の蘇民将来が杖をついて出て一舞
次いで鳥兜に白吽面の天王が出て問答の舎文がかかります。
ここから蘇民将来譚を詳しく説く長い舎文になりますが、要するに天の神様が牛頭天王に南海の乙姫を授けるので娶りに行くようにと命ぜられたものの、道のりは八萬里もあるのに未だに三萬里しか来ていない。よって蘇民将来が船を貸してやったと。
めでたく牛頭天王が妻(頗梨采女)を娶り、八人の王子を従えて一夜の宿を蘇民将来の弟の巨旦将来に頼むも断られた。
蘇民将来は貧しくとも宿を貸したため、牛頭天王は蘇民将来に「蘇民将来子孫門戸」を書いて戸口に貼れと命じます。
ここから牛頭天王と巨旦の戦いになりますが、道化です。
米俵から様々な物を取り出す様は豊年満作の祈願でもあるのでしょうか。
お約束どおり、巨旦が客席まで乱入しての大サービスです。
牛頭天王が蘇民将来を退治したところで、崩しの御神楽舞です。
ヨシッ!!
動画でどうぞ。
