羽山神楽 中学生コンビの三番叟 @ 羽山神楽初舞
さて本日は、羽山神楽初舞から羽山神楽さんで三番叟です。
羽山神楽さんの由来について
「度重なる火災により伝承記録は失われたが、その芸態から早池峰岳神楽の流れを汲むもので勇壮華麗な舞を特徴とする。神楽の由来を伝えるものとして江戸時代後期に書かれたと見える詞章本があり、また小田島宮司家(専蔵院)には文政3年の年記をもつ獅子頭に加えて隠居権現様と称され年代不詳ながらより古い様式をとどめる獅子頭が祀られている。」
ということですが、本田安次著「山伏神楽・番楽」の岳流諸派の章に「羽山神社付属神楽」として次の記述がある。
「所伝は岳と同様であるが、別当小田島快道氏の談によると、昔秋田の六郷出羽守の頃、早池峰のと同時に秋田の方から当地に渡ったとの口碑があり昔はひとしきり岳と一緒になって舞ったらしいという。やはり天台の六部が始めたものと伝えている」とあるので、あるいは室町時代の発祥といえるかもしれない。
早池峰系統の神楽団体では、三番叟は子どもたちが基本的な所作を習得するために身につける演目となっているようです。
この日は、中学生2人が元気に三番叟を舞いました。
軽業的な所作は各神楽団体で多少違いが見られますが、沖の鴎の所作では幕内から支えられて仰向くのが特長か。
共来いの所作で幕入りとなります。
二人のこれからも楽しみです。
動画でどうぞ。
