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2018.01.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

平泉町郷土芸能体験講座受講生 御神楽 @ 南部神楽鑑賞会

さて本日からは、平泉町の平泉文化遺産センターで開催されました南部神楽鑑賞会についてリポートしていきます。

今回の南部神楽鑑賞会は、平泉文化遺産センター館長の千葉信胤さんセレクトということで、いわゆる南部神楽=セリフ神楽=劇舞 ではなく、幕末から明治初年の頃の南部神楽の形態を色濃く残している団体さんを集めてみたということです。
南部神楽は、特に戦後は農閑期に廻村して神楽を上演するため、村芝居も兼ねていたことから神楽も次第に歌舞伎調の芝居神楽へと変容していきました。
ですので、今回はそれ以前に南部神楽伝播の周辺部にしっかりと「舞の型」が残っている神楽団体を見てみようということです。

さて、今上演会のもう一つの趣旨である南部神楽の新しい継承の形に光を当てるということについてです。
ここ数年、南部神楽をもう一度復活させよう、とか、このまま神楽を無くしちゃいけないという思いで様々な取り組みが始まっています。
そうした取組の一端を紹介しつつ、観客側にもその応援団になってもらうために「南部神楽NOW」を知ってもらうといった企画になっています。



で、最初の出番は平泉町教育委員会が主催した郷土芸能体験講座の受講生によります御神楽です。

IMG_0355.jpg

当日パンフレットより

「平成27年に平泉中学校生徒を対象にした郷土芸能体験講座がスタートして、今年で3年目を迎えます。
達谷窟毘沙門堂神楽の先生方の指導を仰ぎ、今年度から小学生まで対象を拡大して取り組んでいます。」

ということです。

IMG_0356.jpg

民俗芸能を取り巻く環境が厳しさを増す中で、教育委員会が先導して後継者育成をする取り組みは敬服の至りです。
個々の芸能団体では難しくなっていることも、垣根を外して育てて繋いでいく取り組みは喫緊の課題といえます。

IMG_0363.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.01.21 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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