雄勝法印神楽 笹結び @1710 葉山神社秋季例大祭
さて本日は、葉山神社秋季例大祭から雄勝法印神楽の笹結びです。
プログラムの終盤は荒舞が続くので大変迫力があります。
さて、笹結びです。
この演目は、伊弉諾伊弉冊の二神が平和な大八洲の国を造った所、そこへ五鬼大臣という胴が一つに頭が五つある悪鬼が現れて悪行を働く、それを素戔嗚尊が退治するという物語で、清め払いの舞であるということです。
最初に姫面を付けた舞手が静に鈴御神楽を一舞いし、幕に入ります(本来は高舞台に入ります)。
天照大御神の舞とも言われいます。
楽しげなる中にも迫力のある御神楽の太鼓拍子が心地よいです。
次いで素戔嗚尊(田中明神とも称する)が出て、責め舞を決めて神諷をとなえます。
〽 夫れ 天神七代 伊弉諾 伊弉冊の尊、しかるに国土を生まんがため 天の浮橋の上に立て、この海原を探らせ給う時、矛の先より生まれたる島をオノコロ島というなり。
大八州の国に五鬼大臣が現れ悪業すなりという、よってこれを退治せんやのう
素戔嗚尊が幕に入ると五鬼大臣が現れます
続いtげ素戔嗚尊が出て激しい闘いになります.
この後は両者とも舞台を降りて境内を駆け巡ります。
かつては、この両荒神が境内の外まで飛び出して民家に上がりこんで諸厄退散、家内安全の厄払いもしたということです。
この日は大浜を望む場所まで出て慰霊祈願の合掌までしました。
震災犠牲者の慰霊の意味もあったことと思います。
それにしてもいいシチュエーションでした。カメラマンのみなさんも満足といったサービスでした。
再び素戔嗚尊と五鬼大臣が舞台に戻ってくるとひと戦が始まり、やがて五鬼大臣が退治されます。
まあ、色々とサプライズな場面が満載のこの日の笹結びでした。
動画でどうぞ。
