胡四王神楽 鶏舞 @ 胡四王神社蘇民祭
さて本日は、毎年正月2日恒例となりました胡四王神社蘇民祭で奉納される胡四王神楽についてです。
今年は雪も多く、岩手の蘇民祭の一番手に相応しい舞台となりましたが、蘇民袋争奪戦が開始されるまで神社の神楽殿にて、胡四王神楽さんが奉納しました。
胡四王神楽の由来について
胡四王神楽は大同2年(807)坂上田村麻呂が東夷東征の際、戦勝祈願する為に勧請した胡四王神社に奉納する神楽です。
古くは康保年中(964-968)に山伏修験者が病魔退散・厄災消除を祈願して神楽を奉納したという言い伝えがあり、神社に伝わる最古の獅子頭には慶長三年(1598)の銘があるという。
現在の舞は、安政3年(1856)に東和町小山田出身の獄妙泉寺の寺男であった宮川文助が、矢沢の屋号小倉掛の中島新蔵・米蔵兄弟に伝承したのが始まりとされる。このことは神楽庭元の中島家に所蔵される「神楽人改」に中島兄弟他五名が安政巳年(1859)に神楽を始めたとする記述による。(以上 中島奈津子著「早池峰神楽の継承と伝播」抜粋3)
ということです。
元旦の初日の出も今年は天気に恵まれてめでたく拝むことができましたが、日の出といえば鶏舞ですね。
正月の舞初めにはやはり鶏舞が相応しい。
お屠蘇とご馳走でヤワになった頭を清冽に清め祓ってくれそうな奏楽の響きに、今年も参拝できたことで今年一年の加持を得たなと思う次第です。
今年は戊戌の年です。
私の年です、ということは私は今年還暦を迎えるということです。
そういったことも含めて今年一年の無事を祈願した神楽鑑賞でもありました。
動画でどうぞ。
