瀬台野神楽 御神楽 @2018 熊野神社歳旦祭
謹賀新年
皆様のご多幸をご祈念し、念頭の挨拶といたします。
当ブログでは、本年も東北の祭りと芸能を取り上げて参りますので、ご指導ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、平成30年も穏やかな天気となり、初日の出を拝みながら正月吉例の熊野神社歳旦祭に行って参りました。
ここ、奥州市水沢区真城町屋敷に鎮座する熊野神社では、元旦の7時30分から神事を行い、その後瀬台野神楽が御神楽を奉納します。
ということで、瀬台野神楽の由来について定本より
「元禄一二年(一六九九)羽黒山より免許を得て、修験道場を開いた、日光院清延氏が祈祷に神楽を奏したのが始めとされている。
明治初年、太政官布告により修験道の廃止とともに、神楽も衰退したが、後、神楽は千葉常右エ門に伝えられ、宮城県築舘で神楽を習得した千葉栄左エ門が庭元となり中興し、その間出雲流科白(せりふ)神楽を習得し、隆盛を極めた。
明治二八年一○月、神道神楽会長小川原房松、菅原金之丞の両名により神楽本を製作し後世に伝えた。
その後、西磐井郡萩荘村、黒沢神楽、水沢市五千刈、下幅神楽とも交流を深めた。
戦後中断していたが、昭和五一年一月、瀬台野神楽の巻物を伝える江刺市田原の川内神楽より師匠を招き、指導を受け復興し、現在に至る。」
毎年恒例のこととはいえ、瀬台野神楽さんの御神楽を拝見して祭りの追っかけの幕開けとなります。
御神楽を舞い終えると唱詞の奏上です。
太鼓の上に、撥笛鉦を置いて「登保加美恵美多美次良震選離押兌乾祓披給清米給・・・畏美畏美母白須」と唱えます。
境内では、町内の皆さんが集まり、みかん撒きやくじ引きを楽しみました。
動画でどうぞ。
