小川原流和田神楽 鬼人退治の舞 @ 江刺民俗芸能フェスティバル2017
さて本日は、江刺民俗芸能フェスティバル2017から、小川原流和田神楽で鬼人退治の舞です。
和田神楽の由来については定本より
「昭和七年、江刺郡田原村小田代、川内神楽の師匠菊地庄右エ門師匠他六名の師匠の指導にて、和田神楽を創設した。
二代庭元及川弘二、三代及川喜三郎、四代菊地輝雄、五代菅原真悦、佐藤卯三郎は六代目である。
昭和五六年、和田神楽創立五○周年記念式典を行っている。」
とありますが、現在の代表は佐藤隆司さんです。そして、和田神楽は小川原流和田神楽と称していますが、この小川原流というのは元になった瀬台野神楽の明治初年代の神楽師匠である小河原房松からとったものという。
演目の鬼人退治は瀬台野神楽では日本武尊舞であり、いわゆる宝剣納めの内容となっています。
和田神楽は瀬台野神楽系なので、面や手次なども法印神楽風になっています。
ですので、神諷(コワ)も民謡調ではなく法印神楽の言い立てに近いです。
最初に素戔嗚尊が出て、八岐大蛇の尾から取り出した叢雲の劔を熱田神宮に奉納します
次に磐長姫变化が出ます。
〽 熱田の宮ぞ 急ぎゆく
胴取受けて
〽 ヨホホーイ ヨホホーイサー
セン山の端ア 山の端 イヨサー イヨサー
扇を二枚使っての扇車もはいります。
四方切舞のあと 言い立てがあり、磐長姫变化が宝剣を奪い取り幕に逃げ去ります
日本武尊が宝剣天叢雲剣を岩長姫変化から取り戻そうと急ぎます
鬼面を付けて变化した鬼人が日本武尊と宝剣を奪い合い、ついには破れて逃げ去ります
動画でどうぞ。
