中田太神楽 獅子舞、松の舞 @ 江刺民俗芸能フェスティバル2017
さて本日は、江刺民俗芸能フェスティバル2017から、梁川の中田太神楽についてです。
その前に中田太神楽の由来については当日パンフレットより
「明治22年頃に現在の花巻市東和町より伝授されたと伝わり、伊勢信仰代参が当地に及んだことを示す民俗学的にも意義深い芸能です。梁川中田部落に悪疫が流行した時、無病息災を祈願して始めたものと伝えられている。昭和30年代頃までは大人たちで伝承していましたが、40年代後半より後継者育成も考えて小学生を中心に伝承してきました。」
ということです。
いわゆる伊勢の太神楽系統の芸能は、旧南部藩盛岡の七軒町のお駒太夫の一座が広めたものが、さらに広範囲に広まったものです。
本来は、伊勢の払いの御札を配るために獅子舞を携えて廻村した芸能が、正月などの祝の舞として村々の芸達者な人々によって執り行われたのが今日に伝わる太神楽である事象が多く見られます。
しかし、形式としては獅子が諸厄病魔を退散させ、更には獅子舞の場に居た人々の所願成就をも叶えるという絶対的な利益享受を約したものとなっている。
これこそが信仰の発露であるが、それとともに芸能を楽しむことが太神楽を今日まで続いた所以といえる。
獅子舞の後は囃し舞でめでたく囃し立てます。
本来は、子どもたちによる囃し舞ですが、この日はご婦人方の優雅な松の舞となりました。
動画でどうぞ。
