中野神楽 弁慶母と対面の場 撥車付き@八幡の家慰問上演会
て本日は、中野神楽さんの老人施設八幡の家慰問上演から弁慶母と対面の場です。
劇舞が終わって最後に胴取さんの撥車もありますのでお楽しみに。
弁慶母と対面の場という演目は、牛若丸弁慶五條の橋のアナザーストーリーとも言うべき筋立てで、中野神楽さんのオリジナル的なものです。
武蔵坊弁慶が、自らの悲願を達成するために五條の橋で刀剣狩りをしていたが、源氏の末裔と聞く牛若丸の黄金の小太刀を奪い取ろうと待ち構えています。
牛若丸と弁慶の戦いになり、弁慶を打ち負かした牛若丸は、自らの奥州平泉へ同行を進めます。
しかし、納得の行かない弁慶は執拗に牛若丸を追いかけます。
とある日に、牛若丸の家来の伊勢三郎が一人の女御を連れてきます。
それこそが「さめの媼」といい、弁慶の母親でした。
そこで、弁慶は母親に諭されて牛若丸の行く末先々まで加勢するようにと誓うのでした。
めでたく千代の御神楽で舞い納めた後に、胴取殿の撥さばきも鮮やかな撥車の披露です。
特にもこの佐藤胴取さんの撥車は後半の両手での小手返しを使ったマジカルな撥使いに特長があります。
動画でどうぞ。
