奥山行山流増沢鹿踊 礼庭 @ 第37回金ケ崎町郷土芸能発表大会
さて本日は、第37回金ケ崎町郷土芸能発表大会から、招待団体の奥山行山流増沢鹿踊で礼庭です。
増沢鹿踊の由来は「江刺の芸能」他より
「文政10年(1827)8月、伊手村二渡(現奥州市江刺区伊手)地ノ神の師匠吉衛門から伝授された。
現在11代目が受け継ぎ増沢郷土芸能保存会の鹿踊部として活動している。」
ということです。現在の代表は菊地清さんです。
保持する演目は、礼庭、女鹿狂い、案山子踊り、鉄砲踊りとなっています。
装束の特長は、前幕の両側に行山の文字と井桁に九曜紋の喉印、それに日の丸扇や鶴丸と倶利伽羅紋などでしょうか。
大口袴の前紋は矢車紋が入り、背面は唐獅子牡丹。流しには神功皇后と武内宿禰命の出陣図が描かれている。
中盤の三人狂から一人狂、そして中立の庭まわりまで、緊迫感があって息をつかせぬ見事な踊りです。
地元の新山神社では3年祭に奉納があるそうですが、祭りの場でも見てみたい思います。
ところで、増沢鹿踊とは関係ないですが、今日江刺梁川の久田獅子踊の庭元の家が火事で全焼してしまったそうです。、
伝書や装束道具類等、何が焼失したかはまだ不明ということです。大変なことになりました。
動画でどうぞ。
