江繋早池峰神楽 鶏舞 @ 第45回川井郷土芸能祭
さて、本日は第45回川井郷土芸能祭から江繋早池峰神楽で 鶏舞です。
旧川井村に現存する神楽は、江繋早池峰神楽と末角神楽。それから今は廃絶となった川内早池峰神楽、門馬早池峰神楽、大仁田早池峰神楽があった。
この内、末角神楽だけが社風神楽で他は全て山伏神楽となっている。
江繋早池峰神楽は旧小国村の国道340号線から早池峰山頂に向かう県道25号線(タイマグラ線)にある集落に伝わる神楽です。
古い伝書等は火災により焼失して神楽の発祥等は不明ということですが、古い早池峰系の神楽とは思われますが、遠野の山伏神楽に近い感じがしますので、あるいは遠野経由のものが混在しているかもれません。
ともあれ、江繋早池峰神楽保存会の現代表は田頭勇人さんです。
現在も演じることのできる演目は、鳥子舞、さんば、寅走り、綱切、勢劔、八幡遊、天女、権現舞、すくみ、等ということです。
演目は鶏舞で、三人の舞手が幕の後ろで雲張りをするところから始まります。
そういえば、2年前に見た時は勢劔の三人舞でしたが同じく三人が雲張りしてました。
〽 ご祈祷に千代の御神楽舞い遊ぶ
三人舞であるところも山一つ向こうの遠野山伏系神楽の感があります。
中ほどで、三宝に盛った米で爪米をしました。
〽 四方の神は受けて喜ぶ おもしろや~
終盤で扇と錫杖を採って舞う場面ですが、錫杖咒言を書いているようにも見えます。
動画でどうぞ。
