南沢神楽 宝剣納盗み取 @ これはりの里神楽伝承まつり
さて本日は、これはりの里神楽伝承まつりからゲストで一関市の南沢神楽さんです。
その前に、南沢神楽の由来について
「明治初期、市野々に本郷神楽が組織され、市野々神楽の本流となったが昭和初期衰退した。
昭和一五年、金野米右エ門が宮元になり、本郷神楽の千葉秀雄師匠を招き神楽の指導を受け、南沢神楽を創設した。戦前は蘇武運一郎師匠が、戦後は蘇武築登師匠が指導に当り現在に到っている。
初代宮元金野米右エ門、二代佐藤匡美、三代蘇武栄、四代蘇武秋男である。
蘇武運一郎は神楽の師匠であると同時に神楽面師でもある。また、岩手県南宮城県北神楽大会の審査員を二○年にわたり勤め感謝状を授けている。」
とありますが、現在の代表は佐藤耕三さんです。
素戔嗚尊が八岐の大蛇退治で得た叢雲の劔を熱田の宮に納める場面です
その後に、磐長姫に身を変じた悪霊が緩やかに踊る場面です。
この時に胴取りが太鼓を打ちながら神謡を唄いますが、これが「山の端」と言われる女舞に専ら奏される神楽歌です。
実に.みちのくの風景に合う旋律です。
そして、磐長姫が山の端舞を演じるうちに、太鼓の拍子は責めの調子になります。
磐長姫転じた鬼女を禍々しくも演じます。
鬼女が宝剣を盗み取るも、三種の神器の一つ八咫の鏡に己の真実の姿を映し出されて逃げ帰る場面です。
動画でどうぞ。
