太鼓は祭りの華 扇流ゑびす太鼓と千歳明神太鼓と
さて本日は、平成29年10月8日に行われました大船渡市三陸町吉浜の新山神社式年大祭から、創作太鼓の競演です。
扇流ゑびす太鼓は、扇洞地区が昭和51年の祭りの際に、釜石市唐丹町花露辺の高橋和雄氏の指導で始めたものという。
もともと五年祭では手踊りの囃し方として太鼓を演奏していたが、この機会から創作太鼓が独立して演奏されるようになった。
太鼓の他に道化や纏振りなどの工夫をするなど楽しい構成になっています。
五年祭が活動の中心ということで、やはり祭りの復活が大きな弾みとなったようです。
動画でどうぞ。
そして千歳明神太鼓です。
撥さばきの小手返しは気仙地方独特のものですが、こちらも釜石花露辺と同様に勇壮で迫力のある太鼓として有名です。
構成員の多くは千歳地区の消防団員ということで、東日本大震災の際には地域住民の避難誘導の中心となり、震災後は犠牲になられた方々への鎮魂と被災した皆さんへの励ましを目標として頑張っているようです。
浜の祭りにはこれがないとね!
さて、色々と書いてきた吉浜五年祭ですが、次の開催までには三陸地方ももっと復興がすすんでいることと思いますが、その反面で人口減少と高齢化が心配されます。
しかし、改めて吉浜の風光明媚な景色と、吉浜の人たちの温かい人情にふれて「大丈夫 明日がある」と思った次第です。
次の五年祭も楽しみだ。
動画でどうぞ。
