本寺中学校卒業生による 鶏舞を愛する会 @ カグラメグル 鶏舞づくし
さて本日は、一関市は世嬉の一で開催された「カグラ・メグル鶏舞づくし」から本寺中学校卒業生による 鶏舞を愛する会の皆さんによる本中鶏舞です。
今回のこのイベントはの大きな部分をしめるのは、今年度末で閉校になる一関市立本寺中学校で伝承活動として取り入れられてきた鶏舞が、学校統廃合によりなくなるということを契機にして、卒業生たちがなんとかして鶏舞を残そうと活動したことの発信にあったと思います。
その想いが込められていたのは同日開催の「とりまい家族」と題した写真展でした。
本寺中学校の鶏舞を残そうとしたOB達と、本寺の地区民たちとのふれあいの中で、鶏舞を媒体として地域の絆が形成されていった経過が見える写真展でした。
本寺中学校の鶏舞は、その学区が本寺地区、小猪岡地区、瑞山地区を包括していることから、かつてそれぞれの地区で伝承されてきた3つの神楽(本寺、瑞山、猪岡)を統合して編成した鶏舞を学校教育に取り入れていたものです。
胴取は佐藤勲さんです。
確かに中学生と言えどその舞ぶりには古雅な舞の手が感じられ、また舞方でも旋舞の中でしっかりと腰を落としての舞い降りが有るなど、他の学校神楽では希薄になった祈祷性というものが感じられる。
母体となった本寺神楽は、慶応年間に佐藤篤治を庭本として山谷神楽から伝承を受け、その後消長を繰り返していたが昭和53年
に休止した。
その後昭和63年に本寺中学校が伝承活動に取り組み始めて今日に至る。
私も仕事柄何度か本寺中学校を訪問して中学生の活動を見てきましたが、地域の伝統をしっかりと引き継ぐ活動がよく見えました。なので、卒業生たちにも本寺中学校へのプライドと愛郷心とでもいうべき心がしっかりと育っていたのだと思います。
来年の3月で本寺中学校はなくなりますが、本寺を愛する気持ちは変わりなく、鶏舞をしっかりと引き継ぎながらコミュニティー活動をしていくという熱意が感じられました。
頑張れ 本中鶏舞!
動画でどうぞ。
