吉浜五年祭の曳き船大漁御祝
さて本日は、10月7日・8日に斎行されました 大船渡市三陸町吉浜鎮座の新山神社式年大祭、通称吉浜五年祭についてです。
この式年祭は4年毎に行われていましたが、前々回の平成24年には東日本大震災直後であったため開催が見送られました。
その時のことは、当ブログをご参照くだいさい。⇒「吉浜五年祭 今年は中止」
そして前回の昨年は諸般の事情で見送られました。
そういう訳で、「10年過ぎたら継続は難しくなるべ」という声もあり、復興祈願を込めての開催にこぎつけたということです。
7日は18時から宵宮があり、かつては神輿とともに夜籠りが行われていたが、今回は10月開催で気温が低いため仮社務所に変更されました。平成8年に訪問した際は、別当宅で神輿の前で直会と夜籠りが行われていました。
8日の本祭は天気が良くなり、7時に神事が開始です。
その後、神輿行列の呼び出しとなりますが、新山神社、市杵島姫神社、大海津見神社の三社から神輿が出るので供奉行列も大勢で1時間程かけて行われました。
画像は先代宮司から引き継いだばかりの渡辺宮司さんです。
神輿出御です。
東日本大震災の際にはこの鳥居まで波が押し寄せたということです。
さて、神輿巡行の様子は明日以降に書きますが、今日は祭りの華 曳き船についてです。
漁から帰る船が浜で待っている人たちに大漁を知らせるために櫂で船底を叩いて音頭を取り、舳先で大漁踊りで囃しながら入港してくる。
大漁旗や籠を振り回しての踊りがいかにも漁師!
機械化された現代の漁業ではあまり見られなくなりましたが、三陸地方の浜の祭りには欠かせない風景です。
吉浜五年祭での曳き船名物は三艘の船が舳先を並べて旋回することです。
難しい操船技術だと思います。
動画でどうぞ。
