館下神楽 安倍保名 石川悪右衛門二度合戦の場 @ 第40回平野神社神楽大会
さて本日は、第40回平野神社奉納神楽大会から館下神楽さんで安倍保名石川悪右衛門二度合戦の場です。
その前に館下神楽さんの由来について
「昭和五三年四月、田中安雄が庭元となり神楽愛好者数人が、志波姫の刈敷神楽佐藤典雄師匠の指導を受け、舘下神楽を創設した。刈敷神楽は、栗駒町栗原神楽の佐藤正吉師匠の指導により復活したという。
初代庭元田中安雄、二代目は曽根英寿である。」
保持する演目で代表的なのは御所の五郎丸陣屋巡りの場、法童丸庭園の場、安倍保名一代記 等となっています。
館下神楽は築館町の団体で現在の代表者は柳澤良夫さんです。
演目の筋立てについて当日プログラムより
「泉州信田守楠本の宮正一位稲荷大明神に祈願の安部保名は石川悪右工門との合戦の上からめ捕らわれ危うき一命を正閣庵の住職来盤上人に助けられ、岩尾の滝にて休憩中くずの葉姫の危機を助け縁あってくずの葉の館にて養生していた。
一方石川悪右工門は暗き山中にて踏み迷い一点の灯り火を頼りに一夜の宿を頼んだが断られ止む無く木の根を枕に木の葉を救いに就寝中、保名の家臣石谷の善司早次に見現され、保名くずの葉姫と悪右工門が大合戦となり石川悪右工門を討ち取る場面」
安倍保名です
巌の滝で天秤棒を担いで水汲みをする葛の葉が、危うく滝壺に落ちそうになります
そこへ安倍保名が通りかかり、葛の葉を助けます。
まあ、この時葛の葉は保名に恩返しをするために誘ったという設定ではありますが・・・
安倍保名が葛の葉の館に一夜の宿を過ごしていると、そこへ戦の仇の石川悪右衛門が闇に紛れて宿を探してやってきます。
葛の葉に一宿を頼みますが断られます。
しかたなく野宿をしていると、安倍保名が再度戦に挑みに斬りかかります。
窮地に立った悪右衛門は自分の領地を呉れてやるから誰か加勢いたせと叫ぶと、家の中から提灯で道を照らした葛の葉と保名が現れて三谷善次と三人で悪右衛門を討ち取りました。
戦い済んで晴れて館へと戻ります。
動画でどうぞ。
