祭りの華は太鼓と小踊り 吉浜五年祭
さて本日は吉浜五年祭から、祭りの華! 太鼓と小踊りです。
三陸地方の祭りには祭りの氏子集落ごとに芸能を出すのですが、そのうち女性を中心に「余興」と称する手踊りを出すのが特長です。
岩手県の内陸部ではあまり見られませんが、日本海側の秋田や山形県の祭礼では山車の合間の余興として手踊りが出されることが一般的です。海繋がりでそういった波及があったのかもしれません。
という訳で、本日は手踊りの紹介です。
今年の祭りでは根白、千歳、中通、扇洞の4地区で神輿供奉の余興奉納でした。
以前はもっと多くの集落から手踊りが出されていましたが、少子高齢化の波がここにも影響して今年は4組の出演となった次第。
というよりも、もっと大きな問題がこの手踊りにありました。
それは、「太鼓を流して演奏できない」ということです。
前回まではこの手踊りの伴奏にトラックの荷台に太鼓を載せて叩くというスタイルだったのですが、警察からのお達しで動くトラックの上で人間が乗ることはまかりならんということでした。
以前の祭りではこの太鼓山車が練り歩くのが吉浜五年祭の華だったので、非常に残念です。
警察も日常と祭りの日とのメリハリつけてほしいです。
祭り囃子の太鼓山車でトラックの上に人を載せて運行することが国民生活の支障になるのか?安全を確保できないのか?
閑話休題 今年は4団体が出演でした。
根白祭組です
動画でどうぞ。
次は千歳です
千歳には明神太鼓という勇壮な太鼓があり、それを引き継いているものです。
動画でどうぞ。
続いて扇洞です。
ここには扇洞えびす太鼓という太鼓芸能がありますが、若者たちを中心に頑張って活動しているとのことです。
動画でどうぞ。
本郷組です
前回9年前の祭りから比べて今回は4団体の手踊りとなりましたが、なんとか出して盛り上げようとの心意気での出演です。
動画でどうぞ。
