市野々念仏剣舞 刀引き・カッカタ怒物 @第51回胆沢郷土芸能まつり
さて本日からは、9月10日に奥州市胆沢区の胆沢文化創造センターで開催されました第51回胆沢郷土芸能まつりのリポートです。
その前に市野々念仏剣舞さんの由来について
「明治10年、上衣川大平の高橋萬左衛門から市野々の阿部七右衛門、安倍長蔵が伝授され、明治44年に両名から安倍五八郎へ相伝した。曲目には先剣舞、刀引き、引き剣舞の三種が表芸としてあるという。他に一人怒物、三人怒物、八人怒物、モミデがある。」
現在の庭元は七代目の高橋広昭さんです。
最初に道中で庭入りします。
最初に廻向念仏、胴取の2名が太鼓の曲打ちをします。
跳子(舞手)は八人で、胸当ての「若」の字は、市野々地区が胆沢区若柳にあることから
演目の刀引きは、抜刀して勇壮に舞うもので、剣をもって邪悪の鬼神を祓うという。
最後には、一ケンベエ二人の狂い踊りで終わる。
先剣舞の後に、カッカタと云われるサルコ(釈迦如来の化身)が出て一人舞となる。
先剣舞の最後に二人狂いの鬼が床に☓状に置いた金剛杵を、軽やかに足を交差させながら踏み込む。
これは、六三の足次に似ているような感じがする。
動画でどうぞ。
