仁田貝神楽 八幡舞 @ 土渕まつり
さて本日は、8月20日に開催されました遠野市の土渕まつりから仁田貝神楽さんで八幡舞です。
その前に似田貝神楽さんの由来について、
似田貝神楽は明治33年に同じ旧土淵村の飯豊神楽から伝授を受けて始められ、似田貝地域内に鎮座する神明社を掌管していたと思われる修験者(文殊院)により付属神楽として農民に伝えられたといわれます。
戦中戦後に一度途絶えたが、平成6年に保存会を結成して復活し今に至る。
現在の上演演目は 岩戸開き、御神楽、三番叟、年寿、八幡舞、恵比須舞、普勝舞、鞍馬舞、注連切舞、四人八幡舞、所作舞、太刀くずし舞
遠野八幡系の神楽は、明治以前には遠野城下の法印達が集まって奉斎した神楽で、三拍子といい岳大償と較べて舞い方や太鼓笛の調子が違い、黒森流のが一転したらしい、とは本田安次の所見のようです。
遠野南部氏はもともとは八戸に居城して根城南部氏と呼ばれていた一族だが、寛永4年に遠野に移封になった。
神楽などの芸能もその際に連れてきたとも思えたりする。
さらに、北上山系づたいに野田通、大槌通と呼ばれた陸中沿岸の集落とも交易交流が今以上に繁く行なわれていたことを按ずると、芸能の交流伝播も今思う以上に緊密に行なわれていたのではないだろうか。
〽 八幡太郎は弓矢をつがい 四方矢先に悪魔射落とす
動画でどうぞ。
