和田神楽 日本武尊の舞 @ 第42回胆江神楽大会
さて本日は、第42回胆江神楽大会から和田神楽さんで 日本武尊の舞です。
和田神楽さんの由来については定本より
「昭和七年、江刺郡田原村小田代、川内神楽の師匠菊地庄右エ門師匠他六名の師匠の指導にて、和田神楽を創設した。
二代庭元及川弘二、三代及川喜三郎、四代菊地輝雄、五代菅原真悦、佐藤卯三郎は六代目である。
昭和五六年、和田神楽創立五○周年記念式典を行っている。」
とありますが、現在の代表は佐藤隆司さんです。そして、和田神楽は小川原流和田神楽と称していますが、この小川原流というのは元になった瀬台野神楽の明治初年代の神楽師匠である小河原房松からとったものという。
さて、日本武尊の舞です。
南部神楽でいうところの宝剣納めなのですが、和田神楽は瀬台野神楽系なので、面や手次なども法印神楽風になっています。
ですので、神諷(コワ)も民謡調ではなく法印神楽の神諷に近いです。
演目は、三種の神器にまつわる神話で、これは草薙の劔の由来に関するものです。
素戔嗚尊が八岐の大蛇退治の末に手にした宝剣を熱田の宮に奉納した。
それを伺っていた悪鬼がこれを奪わんとして女人に身を変えて熱田神宮に参拝します。
そして山の葉舞となります。
扇を二枚使っての扇車もはいります。
しかしながら、磐長姫変化も熱田神宮に納められた神鏡に、己の真実の姿が映ったことを恥じて狼狽しますが、ついには宝剣を盗み取ります。
日本武尊が宝剣天叢雲剣を岩長姫変化から取り戻そうと急ぎます。
宝剣を盗んで住処に隠れていた変化。
おどろおどろしさが十分に出ています。
日本武尊と岩長姫変化の蛇との戦いです。
日本武尊が宝剣を取り戻して幕入りです。
動画でどうぞ。
