沢辺神楽 信田が森 巡回の場 @第40回みちのく神楽大会
さて本日は、第40回みちのく神楽大会から沢辺神楽さんで 信田が森 巡回の場です。
その前に沢辺神楽さんの由来を定本より
「昭和四九年一○月、斉藤憲雄が庭元となり、城生野神楽の熊谷勤師匠を招き部落の青年達に神楽の指導を行い、沢辺神楽を創設した。
※昭和四八年発刊の金成町史によれば、南部神楽の流れをくむ神楽が各地区に組織されていたが、昭和二○年前にほとんど絶えた。
昭和三八年、平形神楽が解散に及び完全に消滅した。
岩手県の大門神楽、飯倉神楽の流れをくむもの、有壁神楽、藤渡戸神楽、赤児神楽、畑神楽、岩崎神楽、大原木神楽。
城生野神楽の流れをくむもの、平形神楽、姉歯神楽、下沢辺神楽、小堤神楽であった。」
ということなそうです。現在の代表は佐藤忠一さんです。
さて演目は安倍保名にまつわる物語ですが、通常南部神楽では石川悪右衛門が白狐の生き肝を取るために保名と騒動を起こす物語ですが、この演目はその前の場面です。
泉州信田郡を領地に賜った矢田部の判官が領内の地所検分に行き、信田が里で村長に案内をさせて見回ると、山中に祠があった。
判官が村長に尋ねると、信田の森に白狐が神様として祀られているという。
これを聞いた矢田部の判官が、白狐が悪さをせぬように、楠木宮の稲荷明神を焼き払ってしまえと似合十郎にに命じるも、村長がこれを制止します。
しかしながらそれを聞かずに火をかけます。
稲荷明神の古狐が苦し紛れに宝珠を置いて立ち去ります。
矢田部判官は似合十郎に白狐の宝玉を取れと命じます。
動画でどうぞ。
