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2017.07.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

栗原神楽 熊谷直実、平敦盛首取りの場@ 第40回みちのく神楽大会

さて本日は、第40回みちのく神楽大会から栗原神楽さんで 熊谷直実、平敦盛首取りの場です。

栗原神楽さんの由来については定本より

「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出し承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とあります。

現在の代表者は佐藤敬さんです。



源氏方の武将熊谷次郎直実は一の谷の合戦で波打ち際で命を助けた平敦盛を、味方の武者奉行の平山季重に咎められ、いかにせんかと逡巡する場面から始まります。

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〽 渚に立ったる 熊谷よ~

   再び敦盛公を呼び戻すなら 何と言い訳いたさんやのう

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致し方なく熊谷は敦盛公を再び呼び戻し首請いをするのである。

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しかし熊谷直実は敦盛公が、かつて自分が仕えた常盛公の子であり、我子直家と同じ歳であるということが脳裏をかすめ、直実は首を討てない。
逆に敦盛公に「情もないぞよ熊谷殿、我細首討ち取れんなら自ら―人にて自害なす」と言われ、泣く泣く首を取る場面であります。

IMG_4611.jpg

敦盛公の首級を携えて、平山判官の首検分を終えた熊谷は敦盛を手厚く葬ると出家して法然上人のもとで蓮生坊となります。

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2017.07.18 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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