天照御祖神社式年大祭 長谷堂御旅所獅子舞奉納
本日の本題に入る前に、民俗芸能研究の泰斗であられました宮城県の千葉雄市先生がご逝去されました。
先生の資料や講演会テープ等は私の芸能見て歩きの根本資料といえるものでした。
衷心より哀悼の意を表します。
さて、本日は5月4日に行われました、大船渡市猪川町鎮座の天照御祖神社の五年祭の様子についてです
当日の運行日程は次のとおり
7:20各祭組奉納開始、大祭式(天照御祖神社にて), 8:30行列出発, 8:45JA猪川支所前通過, 9:10猪川小学校前通過, 9:40長谷堂御旅所着御, 10:30長谷堂御旅所発御, 11:00猪川小学校御旅所着御, 11:30各祭組余興奉納披露(猪川小学校校庭にて), 15:00猪川小学校御旅所発御, 15:30神社還幸
このうちから、長谷堂御旅所での神事と芸能奉納についてリポートします。
大船渡高校から300m程北側にある八坂神社が御旅所になっています。
雅楽が奏上される中で御旅所神事が行われました。
大船渡市内には、権現様と呼んだり、獅子舞あるいは虎舞と称される獅子頭を奉じて3人ないし4人が幌幕に入って舞うものが沢山伝承されています。
大船渡市郷土芸能協会が平成26年に調査したものでは46団体が確認されたということです。
これらの獅子舞は、正月に集落内を悪魔払いをして歩く習俗が現在も行われており、地域住民にとっては無くてはならないもののようです。
この日、神輿巡行に供奉したのは次の5団体でした。
久名畑流獅子舞、前田・下権現堂獅子舞組、富岡権現舞、長谷堂権現様、中井組権現様
獅子の前にはサイボウ振りという子供たちの踊りがつく。
囃子は、道中囃子と権現舞の囃子で、どの組も大体同じで、囃子屋台に太鼓を載せて移動しながらも太鼓を叩くのが勇壮です。
動画でどうぞ。
