赤谷神楽 忠信兄継信尋ねの場@第47回岩手県南・宮城県北神楽大会
さて本日は、第47回岩手県南・宮城県北神楽大会から赤谷神楽さんで屋島合戦 忠信兄継信尋ねの場です。
この日は赤谷神楽さん団体の部で優勝でした。
その前に、赤谷神楽さんの由来について
「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」
ということなそうです。現在の代表は小野寺和夫さんです。
この演目通常は能登守教経が最初に登場して義経を弓で狙い、その矢盾となった佐藤嗣信が深手を負うという場面から始まりますが、厳美大会の制限時間が30分ということで、その後の義経の場面からです。
夕刻になり戦が終わっても一番家来の佐藤継信の姿が見えないことを心配した義経が、継信の弟忠信に探すように命じます。
胸板に管矢を受けて、夕暮れの浜辺に倒れ伏す継信です。
忠信は兄継信を探し当て、助けようとしますが継信は虫の息。
継信は今生の別れの前に、主君義経に一目会いたいと願います。
忠信は兄の願いを叶えるべく主君義経の待つ高松城へと背負っていくのでした。
動画でどうぞ。
