愛宕神社神楽舞 山之神舞@愛宕神社春季例祭
さて本日は、愛宕神社神楽舞から山之神舞です。
この舞は、山伏神楽ではよく行われるものの、霜月神楽を除いてはそれほど多くは舞われていないと、愛宕神社の宮司さんも言ってましたとおり、どちらかというと山伏神楽に多く伝わる演目です。
ですが、山之神というと一般的には大山祇神を想起されて、皇統からすると岳父の系統の神様という感じです。
舞入りの前に、神前に大きな三宝が据えられます。
その三宝の上には、祈祷に用いる米と、山之神幣が置かれています。
ところで、この湯立神楽である保呂羽山系統の神楽では、数番の後にこの祈祷舞が丑の刻(深夜2時)に舞うのが正式とされていた。
それが終わると、神前に上げ奉られていた「餅」を抱えながら、観衆に目掛けて放り投げます。
観客は、これを福の種と拾い集めます。
次に、刀を持って、四方を祓い清めます。
そして、大きな三宝に載せた紅白の餅を、観客めがけて蒔きます。
これで、五穀豊穣、火難消除、災厄消除等の御祈祷がなされたものという喜びで氏子の皆さんも満足の一日と思います。
動画でどうぞ。
