愛宕神社神楽舞 神子舞@愛宕神社春季例祭
さて本日は、愛宕神社神楽舞から神子舞です。
霜月神楽では天道舞とも称されています。
天道舞とは天道神社にお湯を捧げる舞ということなそうです。
この天道神社とはその名のとおり天照皇大神を祭神としているので、神子が託宣や祈祷を神子舞でもってすることにつながっているようです。
この袖を胸の前に横に張る所作は山伏神楽でもよく見られます。
太鼓が神歌を歌いながら「前歌」を歌う。この時の舞をネリという。
この神子舞では、太鼓と神子が交互に歌をかけるのが興味深いです。
まるで歌垣のように上の句と下の句を相対しながら舞いすすみます。
神子 御座弥三郎に御祈祷には 千代の御神楽参らする
太鼓 参らせたりや 重ね重ねに
神子 鈴ふるに 御影に露はよたつともの
太鼓 打ち振る袖に 神はふります
神子 千早振る 千早の袖をばかき合わせ
太鼓 拝む神こそ 利生なるもの
以下略
次に湯釜から湯箒を取り出し、御幣とともに四方に振って祓います。
この時の笛太鼓の調子がなんとなく黒森系統の神楽に似ている感じです。
どちらも巫女舞が共通しているからでしょうか。
最後には湯箒でもって観客の頭をなでて、無病息災、厄災消除の御祈祷です。
動画でどうぞ。
