梁川の種蒔桜と獅子躍と
さて本日は、休日にも関わらず仕事の合間に駆けつけました、奥州市江刺区梁川にある種蒔桜のイベントから獅子躍を。
このイベントは、江刺区の獅子・ほたるの舞う里梁川地域協議会主催の「種蒔桜さくらまつり」といい、4月22日から30日まで開催されているものです。
この桜の木は奥州市指定の天然記念物で、樹齢は400年を超えるとされ、地元の方に伺ったところ、水稲の種を播くのに昔は水苗代だったから、時期を外さないように種蒔桜の蕾が膨らんだら種を播くのだという伝承となっていたということです。
せっかくなので、梁川獅子躍の供養碑と種蒔桜の写真です。
ここは江刺梁川の栗生沢という地区です。
梁川金津獅子躍が伝承された地区そのもので、種蒔桜の側に供養碑があるとおり、
此処は伝承の根拠地です。
ここから数十メートル東には第10代庭元の平野家があります。
10数年前まではそこで毎年7月に始祖菊地太蔵の業績を偲んで「太蔵まつり」が行われていました。
さて、獅子躍りです。
踊りの冒頭で、庭元さんから紹介がありましたが、盛岡市から梁川に綿羊を飼育しての農業をするために来た若い夫婦が踊り組に入会したということ。
そして今日が踊り披露の最初ということで、庭元のアナウンスでも大目に見てくださいという紹介がありました。
この日の演目は礼庭です。
現在の中立は十一代目です。
私が梁川に奉職していたのは20年程前ですが、今日は出会う方々から「ご無沙汰してました」と挨拶され種蒔桜を楽しんでってけらいと声をかけられました。 いいな~梁川。人と人の繋がりが優しい。
さて、獅子躍
後半は、雌獅子の狂いに続いて中立ちの狂いです。
最後は観客からご祝儀が上がったので、その返礼に「投げ草」が掛けられます。
この日は、梁川地区のお祭りなので、獅子躍とともに5月3日に催行される江刺甚句祭りの42歳厄年連の皆さんとともに、地域を盛り上げて行きましょう!ということを熱く語り合う場にもなっていたようです。
動画でどうぞ。
