大森神楽 大森山、夕日の場@ 第27回衣川神楽まつり
さて本日は、第27回衣川神楽まつりから大森神楽さんで、創作神楽夕日の衣川 第三場大森山、夕日の場です。
康平5年(1062)に安倍氏一党が厨川の柵にて源頼義ら朝廷軍との最終決戦で破れ、安倍氏の勢力はここで滅んだ。
安倍貞任の妹に由迦前(有加一乃末陪(ありかいちのまえ)とも)という娘がいた。
藤原経清の妻となっていたが、夫経清は厨川の戦で敗けて処刑されたが、その子吏世童子とともに大森の地に逃れてくる場面です。
吏世童子は後に藤原清衡となるわけですが、この役は小学2年生の女の子が演じています。
大変堂々とした科白です。
そこへ、由迦前を戦の恩賞として引き受けに出羽清原武貞の軍兵がやってきます。
これに対峙して吏世童子が軍兵を退けます。
〽 應、汝武貞殿の使いの者なるかや珍しや。我敗軍の将の一子たりといえども、誇り高き安倍一族の血脈を受け継ぎたる吏世童子とは自らなり。汝らごとき雑兵、母上に一指も触るること許しがたし。はやばや立ち去りたまえやのう!
これには母由迦前も感心しますが、ここは安倍氏再興の日までと決意し諭します
〽 心染まらぬ再嫁なれども、御身が武将の器量を育てるため、母は出羽国に赴く所存なり。
必ず母を恨むなよ。
動画でどうぞ。
