小田代神楽 八幡舞@ 第10回祀りの賑わい
さて、本日からは2月11日に行われました、第10回祀りの賑わいの模様をリポートしていきます。
この行事は、第1回目に故村上護郎先生の講演を交えて開催して以来毎年建国記念の日に開催されてきたものです。
小田代神楽さんは昨年に奥州市無形民俗文化財に指定されたこともあり、これからの継続を誓う祀りの賑わいとなりました。
また、この行事は小田代神楽さんで取り組んでいる「小田代こども神楽」の修了式も兼ねており、今年小学校を卒業するメンバーを送り出す場ともなっていました。
演目の最初にはこども神楽の皆さんが、日頃の練習の成果として御神楽を舞いました。
この中から沢山の舞手が育つことを願いつつ。
ということで、次の八幡舞へといきます。
八幡舞の幕出しです
〽 応神天皇八幡大神 この御代に誕生示すものなりサンヨー
先に出て舞うは誉田別命(応神天皇)、舞手は女子高校生です。
続いて誉世別命が弓矢を携えて出ます。
一巡りした後に面を外して八幡大神の由来を説く言上となります。
「そもそも八幡大神の由来を詳しく解き尋ね奉るに、御父をば仲哀天皇と申し奉るに。御母をば神功皇后と申し奉るに、御仲睦まじく生ませたもう御子をば。他の国より我が国。他の人より我が人、恵み合わせし神妙の御神徳ありがたさんよう。ありがたし貴ぶべし謹むべし世々の不情けは祓いの神 弓矢を取ってはうつの神」
次いで胴取りが受けて
「はあ、我こそ八幡大神なりさんよう」
そしてこの後崩し舞になるのですが、私的には胴取の神歌とともに舞手二人が弓矢を携えて舞い上がるこの所作が秀逸と思っています。
〽 この御村の五穀豊穣の御ご祈祷 守らせ給え ちいたっこノリー
動画でどうぞ。
