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2017.02.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

桜田神楽 法童丸庭園の場@ 第37回尾松地区神楽鑑賞会

さて、本日は第37回尾松地区神楽鑑賞会から桜田神楽さんの法童丸庭園の場です。

桜田神楽さんの由来について

「明治末期頃、桜田神楽があったと言われて来たが、後中断し昭和二○年、再出発し、また中断した。
昭和五○年、伊藤惣一が庭元となり、栗駒町片子沢神楽(岩手県南部神楽系)から神楽の師匠を迎え指導を受け、桜田神楽を再興した。」

とある。片子沢神楽は黒沢神楽系となっている。

現在の代表は高橋丈夫さんです。



この日の尾松神楽鑑賞会では演目を揃えて通しで上演ということでした。
午後の部の桜田神楽、栗原神楽、清水田神楽それぞれば法童丸が法然上人に尋ねて父敦盛の墓にたどり着くまでを演じました。


さて、法童丸庭園の場です。

一の谷の合戦で熊谷次郎直実に討たれた平敦盛の幼子法童丸が、母玉織姫によって加茂大明神のもとにやむなく捨て子にされ、通りかかった法然上人、蓮生坊に育てられたという物語です。

IMG_1113.jpg

ある日、法童丸は鳥にさえ親はいるのに、自分には父も母もない、何故なのかと法然上人に問いかけます。

IMG_1114.jpg

法然上人は、法童丸が法然上人に拾われた経緯を説き明かし、上人自身を父親とも母親とも慕って生きて行くのだと諭します。

IMG_1117.jpg

蓮生坊が法童丸を見つけ出した時に法童丸を抱いていた女がいたことを思い出し、母親かもしれないと、加茂の明神をさして急ぐことになった。 と道行の舞で終わります。

IMG_1119.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2017.02.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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