山祇神楽 八幡結び
さて本日は、昨日に続いて山祇神楽の八幡結びについてです。
岩手県内の山伏神楽の主流である早池峰神楽とは趣を異にする岩手山麓の修験系神楽である山祇神楽のものです。
応仁天皇の由来を説く内容で、他の神楽では誉田別命と品夜別命の兄弟ニ神の舞ですが、こちらでは応仁天皇 八幡大神の一人舞となっているようです。
前半の舞が終わり中唱(言立て)になり、八幡神の本地を説きます。
〽 さらさらと降りたもう権者 あやにまします 色佳き形高麗の権者おもしろし センヤおもしろし
これより南にこそ 筑前と申す島があり 彼の島にこそ やはた八幡立ってまします
西は海 東は渚 中場は五大龍昇 せんやおもしろし
秋山や 皆紅に染めなして 皆金銀に衣なしょうや
最後は矢を放って悪魔を祓います。
〽 八幡大神 弓矢が上手
動画でどうぞ。
