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2017.01.05 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

山祇神楽 鶏舞

さて本日は、少々昔昨年の11月に開催されました第59回雫石町無形文化財芸能祭から山祇神楽です。

雫石の芸能祭は2度めなのですが、ここではプログラム数が30もあります。
そのうち雫石よしゃれを始めとする民謡や稼ぎ歌が大半を締めているのが雫石らしさですか。

その中から山祇神楽でこれまた酉年に相応しい鶏舞といきます。

その前に山祇神楽の由来について

「盛岡市繋の正福院(現:大宮神社)の山伏が、寛文年間(1661~1672)に大村地区の若者に伝えたとされる。
盛岡市太田の八ツ口神楽や玉山村(盛岡市玉山区)川又神楽等と共に法印家が伝承してきた山伏神楽で350年以上の歴史を誇る」

というものです。



山祇神楽では地元の大村小学校の児童たちに御神楽を指導しているということで、この日は児童たちの鶏舞です。

幕だしは

〽 ご祈祷にや 千代の御神楽舞い遊ぶ

DSC00972.jpg

山祇神楽では、上演できる演目として獅子踊り、八幡結び、山ノ神、浮橋、御神楽等となっているようです。
山祇神社等での奉納や、家を新築した時の悪魔祓いなども行ってきたということで、地域と深くつながりをもった神楽という。

DSC00974.jpg

この鶏舞も大村小学校の子どもたちが伝承活動を行ってきたが、来年の4月には近隣校と統合し、大村小学校は閉校になってしまうということです。
全国的に少子化と過疎化による伝承の困難さが深刻な課題となっていますが、大村では地域で継承活動を継続していこうとしているようです。

DSC00987.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2017.01.05 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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