北下幅神楽 三番叟 @文化庁事業成果発表会
さて本日は、北下幅神楽文化庁事業成果発表会から三番叟です。
明治8年に千葉源五郎が近隣八人の舞手とともに創設した北下幅神楽ですが、昭和36年3月24日に当時の水沢市指定の無形文化財となりました。
その際に、水沢市教育委員会が奥州胆沢北下幅神楽と名称したということです。
幕上げは
〽 吉が野に 吉が野に 日は照るとも 常に絶えせぬ 鳴る滝の水
舞手は千葉満さんです。
北下幅神楽は上葉場神楽から習得したのは法印神楽だったようです。
北下幅に伝わる神楽台本の中の神事舞には、魔王退治、醜女退治、西宮大神、御子焼儀、釣弓楽、等が並ぶ。
それに、明治21年に西磐井郡の達谷神楽から鳥舞、翁舞、新岩戸、仕組み狂言等を習い受けたということです。
さらに瀬台野神楽と交流する中でこの三番叟の芸態になったものと推量されます。
また、所有する面についても、特に荒方面は法印神楽の系統を色濃く残しているようです。
今回の文化庁事業による補助金では衣装や采等の装束を三演目分を揃えたということですが、面までは整備することができなかったが、地元大工の富田さんに依頼して現在製作中ということでした。
動画でどうぞ。
