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2016.12.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

峠山伏神楽 鶏舞、三番叟

さて本日からは第37回大東町郷土芸能発表会の模様についてリポートします。

最初は、峠山伏神楽のこども神楽の発表からです。



この神楽は正式名称を早池峰系大償野口斎部流猿沢峠山伏神楽といいます。
その名のとおり大償の別系である野口伝斎部流です。

天保年間に飢饉がもとで早池峰の大償神楽の神楽師が一時東和町東晴山の横川家に身を寄せて、神楽を伝授した。
その当時、猿沢では峠金山が隆盛を極めていたが、若者の風紀が乱れたためそれをただすために若者たちに神楽をやらせようと、村上友十郎・新山久之助・菅原吉之助が米味噌を背負って東晴山の横川瀬平氏に12回教えを受けに通って習得した。
しかし、終戦後には廃絶寸前まで廃れたが昭和31年に地元の神楽研究家である村上護郎先生が大償から佐々木直見、藤原貞治の両氏を招いて2週間の稽古をしなおして、稽古開きには大償神楽、東晴山神楽、峠山伏神楽の三団体でもって猿沢公民館で舞い合わせ大会を開いた。
(出典:大東町の民俗芸能、民俗芸能ノート第1号)

とあります。

IMG_8572.jpg

この日は、伝承の姿を地域住民の皆さんにも広げるため、子供たちの継承の様子が発表されました。

IMG_8580.jpg

鶏舞に続いては、三番叟の舞です。

彼は小学5年生と聞きましたが、キビキビとした舞い方が今後の望みと思われます。

IMG_8592_2016120921592956b.jpg


この日の神楽でも、最後は三番叟で終わりましたが、本来はこの後に各家々を門付けして歩くわけです。

IMG_8605.jpg


動画でどうぞ。

2016.12.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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