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2016.11.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ田植踊り

坂水庭田植踊 @第36回金ケ崎町郷土芸能発表大会

さて本日は、第36回金ケ崎町郷土芸能発表大会から坂水庭田植踊です。

金ケ崎町内には田植踊のうち座敷田植と庭田植の双方が伝承されています。
庭田植は坂水が現在も行われているがかつては上永沢にもあり、坂水は上永沢から昭和23年正月に伝授されて始まったということです。
その上永沢のは伝承経路が不明とされていますが、エンブリや弥十郎が進行役を務め、羯鼓太鼓の早乙女と毛槍を持った奴がつく構成などから胆沢型の田植踊であることは明確なので、地理的にも胆沢川を挟んで対岸にあたる都鳥-永徳寺-永沢-坂水といったラインが推測されます。(あくまでも私見ですが)



初代庭元は小関朝巳で坂水講中として組織されて始まったが数年で中断した。
その後、昭和46年に復活し、昭和52年から金ヶ崎西小学校の児童に指導して今日に至っている。

<羯鼓>
IMG_8080_20161121203403adc.jpg

伝承演目は24あるが西小学校では8演目(*印)を修得している。

朝捗(*)、お正月、田の神(*)、向山、今日の日、草刈り、宿鎌倉(*)、挽臼ひき、つんばくら、米つき、お蔵納め、どこやより、上方、膝立、黒川、宿西谷舘、それ西谷舘、それ鎌倉、宿朝捗、夕暮(*)、入込(*)、今年の年(*)、奴でヨイワサ(*)、サアサアサア(*)

<奴>
IMG_8086_20161121203403a12.jpg

ところで、坂庭田植踊はこの芸能発表会でしかお目にかかってないのだが、いつも小学生の舞台です。
大人の部はあるのでしょうか。
昭和52年に踊ったであろうこの子達の先輩達は今頃は30~40代になっていると思うが参加しているのだろうか。
是非大人の田植踊も見てみたい。
子供たちは本当によく頑張っていました。

IMG_8084_20161121203405a05.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.11.21 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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