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2016.11.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

柿内沢鹿踊 @ けせんのたから2016

さて本日は、けせんのたから2016から柿内沢鹿踊です。

踊り組の由来について「おらほの街・住田町散策」から引用

「寛永年間(1627年)旧世田米村の肝入(村長)に登戸屋敷弥市が古文書に見えている旗の頃、登戸屋敷加蔵の代、寛政の初め(1789年)矢作村馬越より伝授され地区に帰り人々に伝習させたのが始まりだと言われています。
加蔵は若くして妻を失い、愛児一人と馬一匹が残されました。途方に暮れていましたが馬を売って矢作村に行き、鹿踊りを習い、皆伝を受けて帰宅し、妻の霊前で踊りました。行山流山口派に属し当町では活発で勇壮な動きをする踊りとして藩政中期より伝承されています。」

とあります。


9頭で踊ります。



頭はつり上がった目に少し開いた口。
前幕は咽印が井桁に九曜紋。幕裾が九曜紋に日の丸扇や蟹紋。

袴の前紋は中立が地車、しがリが蝶紋

DSC00913.jpg

雌鹿と側鹿が牡丹

DSC00914.jpg

流しは中立が菊の紋と「陸奥能信夫牡鹿農女鹿廼郷 声遠曽呂邉天遊婦志嘉可裳 (みちのくのしのぶおじかの女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも)

DSC00919_20161114205443c93.jpg

側鹿は山姥金時に鯉の滝登り、末端の左右に小さな房が付いている。

DSC00918.jpg

三人狂い

ところで、後半に中立の一人踊りの部分で兎歩のような足踏みが見られます。
修験の業法の如く鹿が廻る様は神秘的ですらあります。

DSC00930.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.11.14 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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