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2016.11.06 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

赤谷神楽 愛の狂言 御番所 @ 金鶏山夜神楽

さて本日は金鶏山夜神楽から赤谷神楽で御番所・愛の狂言 道化です。

その前に、赤谷神楽の由来について

「明治26年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。その後、赤谷神楽と長下田神楽の2つの団体に別れて活動している。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり赤谷南部神楽保存会を設立した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。
平成12年に赤谷神楽創立50周年を記念して神楽共演石越大会を開催し、現在まで続いている。
平成17年に登米市無形文化財に指定されている。
保持する演目は非常に多く、神降し、三番叟、西の雲(鳥舞)、水神明神舞、八雲の舞、宮鎮、等の式舞と天孫降臨、五大竜之舞、宝剣納め、魔王之舞等の神舞、そして牛若丸五條の橋などの源氏もの、五穀米などの劇舞、そしてなによりも得意な狂言と実に幅広い。」

とありますが、現在の代表は小野寺和夫さんです。



御番所は道化の演目で、他の演目の間に息抜きのように行われる滑稽モノです。
道化役と胴取の応酬は山伏神楽の狂言そのままです。

赤谷神楽では、他に数種の道化演目を保持しています。今後はそれらも上演していくということなので楽しみです。

IMG_7768.jpg

ところで、この御番所の内容は、赤谷神楽の地元登米から平泉に行こうとする通行人に、警察の検問を避けていく道順を教える代わりに一芸を披露させようというものです。
ところが、この日は平泉での上演ですので、迂回のしようがありません。
なので、教える道順はわざわざ束稲山の向こうを廻って行けとうことになったようです。

通行人1 ズグスケ  元禄名槍譜

IMG_7772.jpg

通行人2 みよ子 九段の母

IMG_7773.jpg

通行人3 タグスケ 花と龍

IMG_7775.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.11.06 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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