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2016.10.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

和渕法印神楽 初矢 @第39回石巻・桃生・牡鹿地方神楽大会

さて本日は、石巻市河北総合センター(ビッグバン)で行われた第39回石巻・桃生・牡鹿地方神楽大会に行ってまいりましたので、そのリポートとなります。

この神楽大会は、石巻地方の法印神楽(浜神楽)を複数団体一度に鑑賞できる貴重な大会です。
それぞれの団体が神社奉納する場面も良いですが、共演する場として価値の高い大会です。


で、最初は和渕法印神楽の初矢です。

その前に、和渕法印神楽の由来について宮城県の民俗芸能1より

「昭和5年ころから桃生町寺崎法印神楽より習得し、神取給人町法印神楽とも交流が深く、会員は9名、うち後継の青年が3名で積極的に伝承活動をしいている。胴は1基を用い、奏楽は自前で演じられている。毎年9月9日の和渕神社に奉納しいている。(1998年時点)」

ということです。

現在の代表は佐藤桂支さんです。



この初矢は浜神楽では本式倭舞三番の次で、最初に必ず舞われるもので、祓い清めの舞といわれている。
また神楽を習い始めた者が基本的な足踏みや手次等を習得するためのものとのこと。

DSC00568.jpg


初矢は、昼神楽での最初の演目となっているが、夜神楽になると道祖という演目に変わり、装束は同じだが天照大御神の道引きをする猿田彦命の舞とされている。

ネリの舞を地舞と呼び、法印神楽では玄人の鑑賞する最高の舞とされている。
それだけに、舞の中に祈祷色の濃い反閇や手印の結びが数多く取り入れられていて、法印神楽の本来の舞を忠実に残しているといえる。

DSC00575.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2016.10.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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